唐津市立伊岐佐小学校(からつしりつ いきさしょうがっこう)は、佐賀県唐津市相知町伊岐佐にある公立の小学校。

略称「いきさ」「伊岐佐小」また、「伊小」と表記される場合もある。

概要

歴史
1875年(明治8年)創立。数回の改組・改称を経て、現校名になったのは2005年(平成17年)。2025年(令和7年)には創立150周年を迎える。
校章
桜の花弁を背景にして、中央に校名の頭文字「伊」を配したデザインとなっている。
校歌
1969年(昭和44年)に制定。作詞は進藤坦平、作曲は吉野貢による。
通学区域
住所表記で、「唐津市相知町」の後に「伊岐佐、黒岩、大野」が続く地域。中学校区は唐津市立相知中学校。
特色ある教育活動
大自然を活かした学校活動が多い。学校には唐箕や備中鍬などの農具も置いてある。
地域との交流
学校と地域との交流が深く、給食には近所からみかんなど差し入れられることもあった。あじさい祭りの季節になると、見帰りの滝周辺のごみ拾いなども行っている。また、運動会は小学生だけではなく、地域住民みんなで参加し、毎年盛り上がっている。運動会以外にも、そば打ち体験や餅つき大会、いちご狩りや田植えなども、地域の人々の協力もあり恒例行事となっている。
他校との交流
相知地区内の小学校合同での活動が年に数回ある。かつて、浜玉町立浜崎小学校山瀬分校との合同活動もあった。

沿革

  • 1875年(明治8年)9月 - 「伊岐佐小学校」が創立。下等・上等小学科を教授。
  • 1883年(明治16年)- 教育令に施行により、初等科・中等科を教授。
  • 1887年(明治20年)5月 - 統合により、「尋常原小学校 伊岐佐分校」となる。尋常科(4年制)、高等科を設置。
  • 1888年(明治21年)11月 - 統合により、「尋常大野小学校 伊岐佐分校」となる。
  • 1889年(明治22年)4月 - 町村制の施行により、久里村立の小学校となる。
  • 1892年(明治25年)4月 - 「伊岐佐尋常小学校」として分離・独立。
  • 1895年(明治28年)4月 - 校舎を増築。
  • 1901年(明治34年)4月 - 高等科を併置の上、「伊岐佐尋常高等小学校」に改称。
  • 1902年(明治35年)- 伊岐佐農業補習学校が併設される。
  • 1908年(明治41年)4月 - 改正小学校令により、尋常科の修業年限(義務教育年限)が4年から6年に延長されたため、尋常科6年制・高等科2年制となる。
  • 1925年(大正14年)9月 - 新グラウンドが完成。
  • 1926年(大正15年)7月 - 併設の農業補習学校が青年訓練所充当となる。
  • 1928年(昭和3年)
    • 3月 - 学校看護婦が配属される。
    • 5月 - 木造新校舎が完成。
  • 1931年(昭和6年)- 併設の青年訓練所充当伊岐佐農業補習学校が伊岐佐公民学校に改称。
  • 1934年(昭和9年)- 運動場を拡張。
  • 1935年(昭和10年)- 青年学校令の施行により、併設の伊岐佐公民学校が伊岐佐農業青年学校となる。
  • 1941年(昭和16年)
    • 1月1日 - 校旗を制定。
    • 4月1日 - 国民学校令の施行により、「伊岐佐国民学校」に改称。尋常科を初等科に改める(初等科6年・高等科2年)
  • 1944年(昭和19年)4月 - 久里村内の青年学校(原・伊岐佐)統合により、久里村立農業青年学校開校。国民学校との併設を改称。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革が行われる。
    • 国民学校初等科は「久里村立伊岐佐小学校」に改組・改称される。
    • 国民学校高等科は青年学校普通科との統合により、新制中学校「久里村立久里中学校」(久里小学校併設)となる。
  • 1948年(昭和23年)10月1日 - 町村合併により、「相知町立伊岐佐小学校」に改称。
  • 1953年(昭和28年)6月26日 - 大豪雨で被害を受ける。
  • 1955年(昭和30年)9月 - 完全給食を実施。
  • 1956年(昭和31年)- 後校舎5教室および木造2階建8教室を新築。
  • 1962年(昭和37年)- 全校式放送機を新設。
  • 1963年(昭和38年)- 運動場を拡張。
  • 1965年(昭和40年)- 佐賀県統計協会、佐賀県教育委員会委嘱統計教育研究発表会開催 研究テーマ「小学校社会科における統計資料をどのように生かすか」を実施。
  • 1967年(昭和42年)4月1日 - 特殊学級を設置。
  • 1968年(昭和43年)3月 - プールが完成。
  • 1969年(昭和44年)2月14日 - 校歌を制定。
  • 1971年(昭和46年)9月 - 給食センターの完成により、センターからの配送方式に変更となる。
  • 1974年(昭和49年)3月 - 素焼窯室を設置。
  • 1975年(昭和50年)- 創立100周年記念式典を挙行。
  • 1986年(昭和61年)- 愛鳥モデル校に指定される。
  • 1996年(平成 8年) - パソコンを導入。
  • 2002年(平成14年)- 平成14年度「田んぼの学校」協力校となる。
  • 2005年(平成17年)1月1日 - 市町合併により、「唐津市立伊岐佐小学校」(現校名)に改称。
  • 2011年(平成23年)- 裏山治水工事(北西方面)が完了。佐賀県教育委員会指定 相知中学校区「学力向上」研究発表会を実施。
  • 2012年(平成24年)- 裏山治水工事(北東方面)が完了。

交通

最寄りの鉄道駅
  • JR九州
    • 唐津線「本牟田部駅」
    • 筑肥線「肥前久保駅」
最寄りのバス停留所
  • 花タウンバス 「幸の元」停留所
  • 昭和バス 「伊岐佐交差点」停留所
最寄りの幹線道路
佐賀県道40号浜玉相知線「伊岐佐」交差点

校区内の名所・観光地

  • 丸熊神社
  • 作礼山
  • 伊岐佐窯
  • 見帰りの滝

周辺

  • 人権ふれあいセンター相知
  • 松浦川
  • 伊岐佐川

参考資料

  • 「相知町史 下巻」(相知町史編さん委員会, 1977年(昭和52年)3月発行)p.380~

脚注

関連事項

  • 佐賀県小学校一覧

外部リンク

  • 唐津市立伊岐佐小学校

20190609 唐津市教育の日 唐津市立佐志小学校

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