小鍋立て(こなべだて)は、鍋料理のひとつ。文字通り、小さな土鍋または鉄鍋で調理する少人数向けの鍋料理の一種。

概要

江戸後期に座敷料理として流行した。

都市部では囲炉裏が一般的ではなく、強い火力で調理する大鍋の煮込み料理は座敷では不都合なため、火鉢や七輪で調理しやすいように小鍋が用いられた。

作家の池波正太郎が作品中やエッセイの中でしばしば登場させている。池波に教えてくれたのは少年時代に付き合いのあった年配の人物で、「小鍋立てはねえ、二種類かせいぜい三種類、あんまりごたごた入れたらどうしようもない」と教えている。

関連項目

  • 日本の郷土料理一覧

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今宵の江戸の小鍋立ては浅利と大根♪池波正太郎先生も愛した江戸の味です。熱々に山椒をかけてどうぞ〜、藤枝梅安の気分に浸って独り鍋も良いですよ

小さな土鍋で出来たてを食べる「小鍋立て」――池波正太郎『江戸の味を食べたくなって』

小鍋立て 料理レシピ

小鍋立て&生とうもろこし 知りたがりやの食べたがりや