豊滝(とよたき)は北海道札幌市南区にある地名。国道230号沿いに広がる地域のひとつ。
歴史
豊滝一帯は、元来1872年(明治5年)に開村した平岸村に属していた。1884年(明治17年)、北部の国道沿いに札幌農学校(北海道大学)第4農場ができる。また、南部の山地は御料地とされていた。1895年(明治28年)には水田による稲作が始まる。
1902年(明治35年)4月1日、合併により豊平村の領域となる。さらに1908年(明治41年)6月12日、町制施行により豊平町へと移行する。
1925年(大正14年)、御料地だった農耕地と山林の払い下げが行われた。
1944年(昭和19年)の字名改正に際し、それまで沢の名前を取って一の沢・盤の沢・滝の沢と呼ばれていた地域が豊滝となった。地名の由来は滝が多いことにちなむとされるが、別の説によると「豊平」と「滝の沢」の頭文字を取ったものだという。
1961年(昭和36年)5月1日、合併により札幌市の一部となる。翌1962年(昭和37年)、豊滝の西部(旧・一の沢)が小金湯として分区される。
住所
自然
- 盤の沢川
- 盤の沢山
施設
- 札幌市立豊滝小学校 - 2016年簾舞小学校に統合され廃校
- 定山渓鉄道線(廃止)
- 滝の沢駅(1924年〈大正13年〉1月 - 1969年〈昭和44年〉11月1日)
- 豊滝停留所(1948年〈昭和23年〉1月11日 - 1969年〈昭和44年〉11月1日)
- 豊滝除雪ステーション
- ノースサファリサッポロ
- フクロウとキタキツネの森
- 豊滝神社
- 盤龍山信行院
脚注
参考文献
- 『札幌地名考』さっぽろ文庫1
外部リンク
- 札幌市南区役所




